中継コイルは、拡張コイルや誘導コイルなどとも言われます。
この中継技術は、非接触給電システムやジオラマなどに利用できます。
又、同軸線などで結合させた
中継(
長距離伝送)も可能で広範囲に給電可能です。
中継コイル(拡張コイル)は、送電コイルと受電コイルの間に置かれ、数枚置かれることで
送電と受電間の非接触領域が広がります。
送電コイルは、給電装置から直接同軸線などで接続されており、この送電コイルには、
高周波により磁界が発生します。
送電コイルに中継コイルを近づけて配置すると誘導を受けて磁界が発生します。
これを効率良く結合させると広範囲に中継することが可能です。
ただし、中継コイルは、増幅機能は、ありません。
中継コイルを配置することで磁界領域が広がる。 (イメージ下図)
磁界と結合されていれば、垂直でも水平方向でも非接触領域は拡張致します。
送電コイル
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磁界領域 |
中継コイル
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磁界領域 |
受電コイル |
中継コイルは、共振現象を利用したもので、必ず磁界内に配置し最適結合させる必要があります。
ここで、非接触領域とは、送電した磁界が受電側に届き伝送する間の距離になります。
通常3cm〜5cm程度の領域が約2倍程度に広がりますが、伝送電力は、70〜90%程度
になります。コイル形状(Q)や磁界の結合(K)状態で変わります。
なお、中継や分配給電することで給電装置は、少なくてすみビート現象は発生しにくいです。
(特許登録済)
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